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外国の人の目に、日本や日本人はどんな風に
映っているのでしょう?
インタビューを通して、私たちの知らない日本に
出会います。
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Q. どうして日本に興味を持つようになったのですか?
1988年にオーストラリアに住んでいた時、アメリカを自転車で旅しようと思い、航空券を手配しました。その航空券に、たまたま乗換え地の日本で降りられるオプションが付いていたため、3ヶ月の予定で東京・北海道間の自転車での旅を企画しました。
旅をしながら日本が気に入ってしまい、旅の終点の北海道で就職して、そのまま3年間暮らしました。アメリカには結局今でも行ったことがありません。
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Q. 日本のどんなところが好きですか?
食べ物や自然、文化、それから、日本の人たちが大好きです。
私は特に都会よりも地方が好きです。地方を自転車で旅していて、たくさんの親切な人たちに出会いました。
たくさんの人が知り合ったばかりの私を家に招いてくれて、食事を一緒にしたり、泊めてくれました。
また、大きな国道ではなく、小さな道を通って旅していると、あちこちに仏教や神道の伝統的な生活様式を見ることができます。そういったところも大好きです。お寺や神社に泊めてもらったこともあります。
それから、日本のお祭りが大好きです。みんなが入れる、あの雰囲気が好きです。
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Q. 日本を訪れる外国人に、どこを一番すすめますか?
一番のおすすめは日光です。
自然があって、お寺があって、日本らしさを味わえる上に、日光の人たちは本当に親切でした。
京都の方が有名ですが、コマーシャライズされていない分、日光の方が落ち着いて雰囲気を楽しめて、しかも、日光の人たちがとても親切で、すぐに溶け込ませてくれる良さがあります。
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Q.
日本に住むなら、どこがイイでしょうか?
やっぱり私にとっては北海道が一番です。
雄大な自然があって、人も込み合っていませんし、スキーも楽しめます。
札幌の夏祭りも非常に印象に残っています。 |
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アラン・ガードナーさん(Alan Gardner)
1950年
英国 リバプール生まれ
1988年
移住したオーストラリアから、初めて日本へ。
日本を好きになり、そのまま北海道で就職。以降3年間、英会話スクールの講師として活躍。
1992年
2001年までに更に3回来日。自転車で日本中を旅行。
2003年
兵庫県の姫路独協大学に留学。北海道、九州を自転車で旅行。その様子は読売新聞でも紹介される。
2004年
オーストラリアへ帰国。現在はビデオエディターとして活躍中。日本語が堪能で、日本語での旅行ガイドも経験
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Q. 日本語をマスターしたコツはなんですか?
勉強し始めたときには、難しくて高い教科書やCDをたくさん買いました。でも、あまり効果はなかったと思います。途中から、日本の小学生や中学生が読む教科書に切り替えたところ、効果がありました。簡単なところから始めて、今では普通に日本語の小説も読めるようになりました。よく読むのは、村上春樹の作品です。彼の独特の文体が好きで、「羊をめぐる冒険」が特に大好きです。
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Q. 英語講師をされていた立場から、英語の習得についてアドバイスをいただけますか?
日本人の間だけで練習していないで、趣味でも仕事でも、英会話スクールでも構わないので外国人と関われる場所に参加してみるといいと思います。
勉強としてではなく、いろいろなことについてコミュニケーションをとってみることが大切だと思います。
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Q. 今、頑張っていることは何ですか?
日本最北端の宗谷岬から九州の熊本まで3,000km以上の自転車での旅をビデオに撮りました。今はそのビデオ編集をコンピューターでしています。旅の中で出会った本当に普通の人々とのコミュニケーションを丁寧に映したものです。コンピューターやハイテク、自動車、アニメといったような外国人が抱いている日本のイメージではなく、日本に普通に生きる人々の“良さ”をオーストラリアで伝えたいと考えています。いつの日にか皆さんにも見ていただけたら嬉しいです。
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